【葉酸サプリの必要性】妊娠したら飲むと良い理由│効果や副作用とは?安全なものの選び方やおすすめ食材・商品もご紹介!

健康をサポートする食品として、様々な種類のものが販売されているサプリメント。健康診断等から、ふと手にする方も多いのではないでしょうか。カルシウムや鉄分・ビタミン類等、コンビニでも気軽に購入することができることもあり、毎日継続して摂取している方も沢山います。今回は、葉酸のサプリメントについて紹介します。

葉酸はサプリメントで?意味あるの?

妊娠を考え始めた方や妊娠中になってから、初めて葉酸といった栄養素について知った方もいるのではないでしょうか。また、育児情報誌等から葉酸のサプリが良いと知り、購入して何となく続けている方もいるでしょう。

カルシウム等をはじめとする、多くのサプリメントとして販売されている栄養素たちは、当然野菜や果物等の食品から直接栄養を摂取することができます。そのため、わざわざサプリメントを購入してまで栄養を摂取しなくても良いと思う方もいます。

確かに、普段の生活を行う上で「薬を飲みなさい」と言われることはあっても、「サプリメントを飲みなさい」と言われることはまずありません。しかし、妊娠中は1人だけの体ではないこともあり、栄養面についてより気を付けなくてはいけなくなるため、この葉酸のサプリで栄養をサポートすることも1つの方法とされています。

葉酸とは一体なに?効果と働き

お母さんと赤ちゃんの健康に必要な栄養素「葉酸」

水溶性のビタミンB群に属している葉酸は、ブロッコリーやほうれん草・大豆・唐辛子・モロヘイヤ・アボカド・レバー等に含まれています。細胞の分裂に欠かせない栄養素とも言われており、葉酸には血液を作る働きがあります。

そのため、免疫力及び粘膜の代謝機能を向上させ、動脈硬化の予防や改善等にも効果を発揮します。なお、妊娠中には、普段の倍の葉酸を摂取する必要があると考えられています。

他にも、しっかりと妊娠中に葉酸を多く摂取しておくことで、妊娠中毒症や悪性の貧血を改善できると期待されています。このことから、葉酸は妊娠中に限らず、健康を維持させるために進んで摂取してほしい栄養素でもあります。

葉酸の由来

細胞の分裂に欠かせない葉酸は、特に妊娠初期の胎児にはとても大切な栄養素です。また、赤血球の形成をサポートする働き等も持っています。

なお、水溶性のビタミンB群の1つとして、ほうれん草の抽出物から葉酸が発見されたこともあり、ラテン語でfolic acid→葉(folium)・酸(acid)と命名されました。その名前から、野菜等に含まれているように感じてしまいがちですが、豚や牛のレバー等にも沢山含まれている栄養素です。

胎児の脳や神経を作る役割も持っていることから、しっかり摂取することがポイントです。そして、緑黄色野菜やレバー・果物に多く含まれているため、偏った食事を行っている方は気を付けましょう。

期待される葉酸の新たな効果

普段の食生活以上に、妊娠中の食生活は非常に重要です。中でも、妊娠初期には、胎盤の形成や胎児の内臓及び様々な器官が作られていくこともあり、効果的に栄養を摂取していくことが大切になってきます。

しかし、どんなに意識して食事をしていても、摂取量が不足しやすい栄養素が葉酸です。特に、葉酸は重要な妊娠初期に不足しやすくなります。

また、DNAの合成にも、葉酸は欠かせない栄養素です。そして、ダウン症の発症リスクを抑えてくれると言われており、妊娠の前から葉酸をしっかりと摂取するように心がけている方も増えています。

葉酸不足が赤ちゃんに与える影響

体内の葉酸が不足することで引き起こされる病気に「葉酸欠乏症」があります。葉酸が不足していくと、体に色々な変化が出てきますが、治療の方法としても、葉酸を摂取するようにしていくことが当然必要になってきます。

葉酸が不足した際に、最もわかりやすい症状が、悪性の貧血です。鉄分が不足することによる貧血とは違い、葉酸が不足することによって、血液の中の赤血球が通常の大きさよりも大きくなってしまいます。

また、葉酸が不足した際に赤ちゃんに影響してしまう可能性のある、脊椎や脳等の先天性の異常を発症させるリスクを抑えるためにも、葉酸はしっかり摂取していくことが大切です。このことから、安心してお腹の中で元気な赤ちゃんを育てるためにも、食事に葉酸のサプリをプラスすることをお勧めします。

先天性奇形による流産に対する葉酸の働き

出産前に、体の一部が正常に発達しなかったことから引き起こされる障害が「先天性奇形」です。この先天性奇形に該当する異常は様々で、年々増加しています。

1、無脳症…正常な赤ちゃんとして体は成長していても、脳が正常に形成できず、額より上の頭蓋骨がない場合のことを言います。

2、二分脊椎…脊椎の一部が構成されていないことを言いますが、まれに神経障害を伴わないケースも存在します。

3、ダウン症…遺伝子疾患の中では、最も多い先天性の疾患群です。

4、口蓋裂(こうがいれつ)…唇が割れた状態の口唇裂(こうしんれつ)とともに、日本でとても多く見られる目に見えるタイプの奇形で、口蓋が裂けることにより、口腔と鼻腔がつながっている状態のことを言います。

なお、葉酸には初期の流産を予防する効果があると言われています。先天性奇形は、初期の流産の原因の1つでもあり、葉酸が初期の流産を防止する栄養素ということは、世界中の常識としても有名です。

葉酸サプリはいつからいつまで?

葉酸サプリを飲む重要期間は妊娠前から妊娠4ヶ月まで

葉酸=妊娠中のイメージもあるとは思いますが、妊娠を予定している方や妊娠したい女性にこそ、葉酸は最も必要な栄養素です。そのため、妊娠を考え始めたら、葉酸のサプリを飲み始めることをお勧めします。

なお、妊娠中は胎児の細胞の分裂の過程では欠かせないこともあり、妊娠4ヶ月以降は必要な量も減少していきます。このことから、妊娠前から妊娠の初期にかけては、普段の食事だけではなく葉酸のサプリも摂取しましょう。

とはいえ、妊娠4ヶ月以降も規則正しい食生活が大切なことには変わりありません。葉酸を普段の食事だけで補う自信がない場合には、そのまま葉酸のサプリとバランスの良い食事を心がけていくようにしましょう。

妊娠中・周期ごとの葉酸摂取推奨量と必要性

妊娠の初期には、1日当たり0.48mgの葉酸の摂取が推奨されています。この妊娠の初期には、細胞の分裂が盛んな時期でもあるため、しっかりと葉酸を摂取することが必要です。

妊娠の中期にも、1日当たり0.48mgの葉酸の摂取が推奨されています。妊娠の中期になってくると、肌のシミやかさつきが気になり始めたりする方もいるため、ビタミン(葉酸)の摂取が効果的です。

妊娠の後期にも、1日当たり0.48mgの葉酸の摂取が推奨されています。出産には出血が多くなることもあり、体力だけではなく葉酸及び鉄分の摂取も重要になってきます。

安全な葉酸サプリの選び方

厚生労働省が推奨している0.4mgの葉酸が摂取できること

葉酸の場合、サプリから1日当たり0.4mgの摂取を推奨しています。また、サプリから1日当たり1mgの摂取を超えないようにとも勧告しています。

食材で葉酸を摂取することと違って、サプリの場合は簡単に栄養を摂取できるため、過剰に摂取してしまう方もいます。しかし、一気にまとめて摂取することは葉酸に限らず不要です。

そのため、1回で0.4mgの葉酸が摂取できるサプリメントを選ぶようにしましょう。なお、葉酸の過剰摂取により、ビタミンB12欠乏症が診断しにくくなってしまうこともあります。

天然由来のモノグルタミン酸型の葉酸サプリであること

サプリに含まれている栄養素が、天然由来のモノグルタミン酸型ということも確認しましょう。なお、国産のものは多くはありません。

しかし、天然由来のモノグルタミン酸の場合には、天然の食材から抽出していくこともあり、手間や原材料の関係で、合成の葉酸よりも金額が高いです。その分、普段から口にしている食材(ほうれん草やレモン等)が使われているため、安心して摂取することができます。

金額だけで選ぶのではなく、商品に表示されている内容もしっかり確認しましょう。特徴を知ることも、サプリ選びにはとても大切です。

ビタミンB12が配合されていること

造血ビタミンとも呼ばれているビタミンB12には、葉酸等と一緒に赤血球の合成にとても関係のある栄養素です。そのため、葉酸だけではなく、ビタミンB12も不足した場合には、赤血球を作るための造血作用が低下してしまい、赤血球がスムーズに作り出せなくなってしまいます。

他にも、細胞の材料でもあるタンパク質の合成や、遺伝情報を収めているDNAの合成にもビタミンB12が関わっています。ビタミンB12の役割はとても多く、脂質やタンパク質・炭水化物の代謝をサポートしたり、動脈硬化の予防や神経の働きを正常に維持することにも欠かせない栄養素です。