後悔しないニキビの治し方はこれ!美容皮膚科や薬など有効な方法が知りたい!5つのポイントを抑えて美肌を手にいれよう

今あるニキビがなくなることが、「ニキビが治った」と言えるのでしょうか?間違ったニキビのセルフケアはニキビ痕になるリスクが高いです。のちのち後悔しないためにも、ニキビの治し方を考え直してみませんか?進行別のニキビに対して有効な薬もご紹介しています。

ニキビの治し方で満足度が高いのは?

ニキビは病院で治すのが有効

インターネットでのアンケート調査で、株式会社 QLife(キューライフ)によって20代の女性500人に行われたアンケートがあります。

アンケートは20歳以上になってからの「ニキビのケア」実態調査を目的に行われました。
このアンケートの結果によると、ニキビの自己流ケアで失敗したと感じている人はなんと75%!

4人中3人は自己流のケアに満足できなかった、後悔した、という結果が出ています。
そのアンケートでは、どんなセルフケアをしたのか?また、その方法で症状が改善したか?もまとめられていました。その結果、一番改善率がよかったのは「皮膚科でお医者さんに診てもらうこと」でした。

皆さまどのように感じられましたでしょうか?ネット上では様々なニキビのセルフケア情報があふれていますが、やっぱり一番は「皮膚科に行く」ことなんですね。
2015年6月、ガルデルマ株式会社と塩野義製薬会社が「ニキビとニキビ痕に対する意識と治療の実態を探る」という調査目的で600人(15~39歳 男女比1:1)を対象にインターネット調査を行いました。その結果もやはり、皮膚科に受診した方が治療の満足度が高いという結果になっています。
ガルデルマ株式会社とシオノギ製薬が行ったこちらのアンケートでは、ニキビケアに対する不満足な理由として、

1.「ニキビ痕が残ったから」
2.「ニキビが再発したから」
3.「完治するまでに時間がかかったから」

この3つ、特に「ニキビ痕が残ったから」がダントツで多いという結果になりました。
なんと皮膚科に受診していない人の65.5%がニキビ痕が残ったと回答しているのです。
1つ目のアンケート結果で、誰もがやりがちでしかも改善率が悪い「潰す」という行為、これは特にニキビ痕が残りやすい処置です。やはりニキビを治すにはセルフケアでは限界があり、皮膚科に受診するのが一番の近道だと言えそうです。

2008年にある薬が日本で許可されて以来、あらゆるメディアでニキビの治し方はもっぱら「皮膚科を受診する」というメッセージが送られています。それは、その新薬がニキビ治療において革命的な治療効果UPをもたらしたことが理由です。さらに、2015年に許可がおりたばかりの新薬についてもご紹介していきたいと思います。

ニキビはもはや青春の象徴ではなく、「治療対象の皮膚の病気」という認識を改めたほうがよさそうです。今回ニキビの治し方では新薬のご紹介がメインですが、現在の皮膚科治療の最前線をも探っていきたいと思います。

後悔しないニキビの治し方、一番の近道は「皮膚科に受診する」ことです。

インターネット調査結果 pdf

進行別で分類ニキビの種類

ニキビには症状の進行別で分類がされています。今回は分かりやすく、色で区別してみました。

白→黒→赤→黄→紫

ニキビはこのように進行し、悪化していきます。

白ニキビ

炎症がなく毛穴が開いていない状態
白ニキビとは、皮脂腺から分泌された皮脂が、古くなった角質と一緒に毛穴に詰まった状態です。炎症は起こしていない状態で、コメドともよばれます。学術的には面皰(めんぽう)で、目に見えるサイズで、白いぽつっとした点があれば、この状態から「ニキビ」となります。

黒ニキビ

炎症がなく、毛穴が開き、黒くなっている状態
黒ニキビもまだ炎症は起こしていません。これは白ニキビと同じ発生プロセスででき、さらに毛穴に収まり切れなくなった角栓の頭が毛穴から飛び出した状態です。そこが空気に触れたり日光に当たることで酸化して色素沈着し、黒くなったのが黒ニキビと言われています。

赤ニキビ

赤く炎症し、盛り上がった状態
赤ニキビはいわゆる皆様が想像する形の「ニキビ」だと思います。詰まった毛穴に菌が増え、とうとう炎症を起こした状態です。色は赤く、触ると痛みを伴うものもあります。皮膚が赤く盛り上がるので「紅色丘疹」と呼ばれただの面皰とは区別して呼ばれます。

黄ニキビ

炎症し、膿が溜まった状態
黄ニキビは、赤ニキビの炎症が激しくなり、菌との闘いで死んでいった白血球の死骸などが膿状になってそこに溜まったものです。膿疱とも呼ばれます。この段階になると、アクネ菌だけでなく黄色ブドウ球菌までニキビに入り込んで増殖しているので、黄色味がかった膿になるのです。この状態になると、炎症は真皮という肌の奥の細胞まで達していて、治癒した後も痕が残りやすくなります。

紫ニキビ

炎症と化膿を繰り返し、複数のニキビがつながった状態
紫ニキビは、炎症が最大になり、膿疱に血が混じって赤紫色に腫れあがった状態です。嚢腫と呼ばれ、腫れあがった部分がつながってしまうと結節性ニキビになります。この状態になってしまうと、治癒してもニキビ痕は必ずと言っていいほど残ります。炎症や化膿を繰り返すとケロイド状になり、治療が難しくなります。

ニキビの治療法ガイドライン

2008年に、公益社団法人日本皮膚科学会における、東京女子医科大学皮膚科をはじめとする8つの皮膚科の医師によって定められた、「ニキビ治療のガイドライン」があります。

その「ニキビ治療ガイドライン」は2013年に改訂され、そこに示されていた治療法で、医師が推奨するニキビ治療法をまとめました。

「ニキビ治療、医師のおススメランキング2013!A~Dで評価したよ!」という感じです。

Aになるほどおススメ度が高いです。
白・黒ニキビには?
A…アダパレン
B…なし
C…面皰圧出、スキンケア(洗顔)、ケミカルピーリング、イオウ製剤外用、漢方

軽症の赤ニキビには?
A…抗菌薬外用、アダパレン
B…なし
C…ケミカルピーリング、NSAID外用、漢方

中等症の赤ニキビには?
A…抗菌薬内服、抗菌薬外用、アダパレン
B…なし
C…ケミカルピーリング、NSAID外用

重症の赤ニキビには?
A…抗菌薬内服、抗菌薬外用、アダパレン
B…なし
C…ケミカルピーリング、NSAID外用

最重症の赤・黄ニキビには?
A…抗菌薬内服、抗菌薬外用
B…なし
C…なし

炎症範囲の広がってしまった紫ニキビには?
A…なし
B…ステロイド局注
C…抗菌薬内服
A評価で医師がおススメする抗菌薬は抗生物質のことです。それ以外にもA評価があります。
白・黒ニキビ~重症の赤ニキビまでA評価の

「アダパレン」

とはいったいなんでしょう?

[blogcard url=”https://www.dermatol.or.jp/modules/guideline/index.php?content_id=2″] [/blogcard] 尋常性痤瘡治療ガイドライン

A評価の「アダパレン」って何?

アダパレンはニキビ治療薬に含まれている有効成分のことです。
このアダパレンが配合されている外用薬がニキビに対して効き目が期待できるというひとつの目安になります。
2008年に日本で許可された「ディフェリンゲル」は、このアダパレンという有効成分が配合されたゲルです。これが、日本の保険適用内でのニキビ治療の概念を大きく変える薬だったといっても過言ではないんです。

バブル期に健康的な日に焼けた肌がもてはやされたり、90年代に流行したガングロメイクの終焉後、日本人女性の追い求める傾向は、「美白」「美肌」に大きく変化してきました。

ニキビは青春の象徴として、とくに病院に行って治療するような症状ではないと考えられてきましたが、それも意識の変化やメディアでの報道で、病院での診察が推奨されるようになってきました。

ところが、日本の一般的な皮膚科でのニキビ治療は、明治時代からあまり進歩していないイオウ製剤外用薬と抗生物質が主で、多くの人が体質に合わずに副作用に苦しんでいました。美容皮膚科に行って治療を受けたくても、費用も高いし、専門の病院があるような大都市は限られていました。

そこに満を持して登場したのが(保険適用になったのが)このアダパレン配合ディフェンゲルです。副作用はありますがイオウ製剤ほどではなく、大多数のニキビに悩む患者さんがこの薬によって、ニキビの精神的負担から救われています。

次章からは、このディフェリンゲルについて、どのように作用するのかを踏まえながら、なぜ初期ニキビに効果絶大なのか?併用できる薬は?などもご紹介しながら、あなたのご近所の皮膚科で、保険適用内で、どのようなニキビ治療が受けられるかをご紹介していきたいと思います。2015年に保険適用になった新薬もありますよ!

保険適用内のニキビの治し方

アダパレン配合のディフェリンゲル

ディフェリンゲルは市販薬ではないので、残念ながら医師の処方箋がなければ薬局で買えません。ディフェンゲルの費用は保険適用で約1カ月分が530円程度です。

ディフェリンゲルには、「毛穴の詰まりを防ぐ」という作用があります。角質の生成を抑制し、異常角化による毛穴の詰まりを防いでくれます。異常角化とは角質が必要以上に厚くなってしまうことです。ニキビは皮脂と角質が毛穴に詰まることによって引き起るので、

ディフェリンゲルは、白ニキビ発生以前から抑制してくれることになります。
新しいニキビが作られなくなるということです。

既にできてしまったニキビに対しても、毛穴を開放し、詰まっている角質や皮脂の除去を補助してくれます。

更に、これはディフェリンゲルの正式な効能とは認められてはいませんが、多くの医師が認めるディフェリンゲルの作用として、穏やかな肌のピーリング作用があるそうです。前述のニキビ治療ガイドラインではC評価だったケミカルピーリングと同じような効果が得られるんです。
しかし、このディフェリンゲルは副作用があります。そのピーリング作用に敏感に反応してしまう人もいるのです。角質の生成を抑制し、異常角化による毛穴の詰まりを防ぐ作用、その抑制が角質層=皮膚のバリア機能を薄くしてしまうため、肌が刺激に敏感になり、新しい炎症や乾燥、かゆみのような副作用がでるのです。

副作用は平均で1カ月ほどで落ち着くと言われていますが、人によっては何カ月もこのような症状が出続ける人もいます。ディフェリンゲルを使用したなんと80%もの人が、皮膚の乾燥や赤み、ぴりぴり感、かゆみのような症状があらわれると言われています。

ディフェリンゲルの毛穴の詰まりを抑制する作用は、男女の性別に関わらず使用可能です。ですが、年齢は12歳~36歳というしばりがあります。妊婦さんや授乳中の方も使えません。

塗り方のコツは
1.夜の洗顔後、就寝前に使います。
2.低刺激性な保湿化粧品で保湿後、
3.ディフェリンを面で幅広く塗るのがポイントです。

面皰圧出は自己流でやっちゃだめ

炎症前の白ニキビや黒ニキビに効果がある「面皰圧出」は、自分で潰す行為とどうちがうの?と思われている方も多いかと思います。

基本的には「詰まりを物理的に押し出す」ことですので、効果としては同じです。詰まりが取れます。が、皮膚科医による面皰圧出は、医師による適切な判断の元、完全に消毒された適切な道具を用いて行う「医療行為」です。自分の爪や指を使ってニキビを潰すのは、菌が広がる可能性もありますし、力を入れすぎて痕が残るリスクも高いです。

この記事の始めに載せたアンケート結果でも、潰す行為は非常に実施率が高かったのですが、改善率は最下位でした…。

外用薬

炎症を伴うニキビ治療で使われる外用薬として、抗生物質を含むものがあります。まずは増殖してしまったアクネ菌や黄色ブドウ球菌を抗菌or殺菌し、それから炎症を抑えるという治療プロセスです。この抗生物質はリンコマイシン系とニューキノロン系の2つに分けられます。それぞれの代表的な外用薬を挙げます。

1.リンコマイシン系
ダラシンTゲル、ダラシンローション

2.ニューキノロン系
アクアチムクリーム、アクアチムローション、アクアチム軟膏

リンコマイシン系の薬は薬効も高いですが、副作用が起こる可能性が高いです。ニューキノロン系の方が作用も副作用も穏やかです。が、合う合わないは体質によって違います。どちらかで副作用が激しくでたら、別な系統の抗生物質に切り替える処置がされるでしょう。

非ステロイド系のスタデルムクリームも炎症を抑える効果があります。ヒルドイドソフトやビーソフテンローションで角質軟化を期待された保湿クリームやローションも併用されます。