オキシドールってとにかく便利すぎる!役に立つさまざまな活用法まとめ

どこの家庭にも傷口の消毒液として保管されているオキシドールですが、実は使い勝手のよい水溶液であることはご存知ですか?洋服のしみ取りや漂白、風邪やインフルエンザの予防、口臭ケアもできるオキシドールを今いちど見直して、日々の生活の中に取り入れてみましょう。オキシドールの便利な使い方を紹介します♪

by カエレバ

オキシドールのさまざまな活用法

各家庭に必ずあるオキシドールですが、消毒液としての用途だけでなくさまざまな活用法がある、ということをご存知ですか?

オキシドールの使い方の例として挙げられるのが、耳の炎症の治療、耳垢の除去、風邪やインフルエンザの予防、口内炎の洗口、うがい、髪や眉毛の脱色、シミ抜きなど、家庭内での色んな対処に幅広く活躍してくれます。知っていると意外と得するオキシドールの活用法をみていきましょう♪

まず、オキシドールとは?

身近にあって、簡単に購入もできるオキシドールですが、案外詳しくは知りませんよね?一体どのような薬品なのか、詳しくみていきましょう。

オキシドールって何?

オキシドールは過酸化水素水とも呼ばれ、過酸化水素(化学式H2O2)の水溶液のことを指します。過酸化水素は水素と酸素の化合物で、劇物です。「劇物」という聞きなれない言葉ですが、これは「大人が誤って飲んだ場合、致死量が2g〜20g程度のもの」を指します。過酸化水素は肌に触れると泡を発生して、金属臭があるのが特徴です。

この過酸化水素水を3%の水溶液に薄めたものがオキシドールです。オキシドールは無色透明で、主に傷の殺菌消毒薬に使われます。日本では薬局で購入することができます。

ちなみにオキシドールは日本薬局方名なので、英語で「Oxdol」と言っても通用しません。海外の英語圏での薬局でオキシドールを探す際には 「3% Hydrogen Peroxide」という水溶液をドラッグストアーで探してみましょう。オキシドールと全く同じ水溶液になります。

オキシドールの用途とは?

オキシドールは主に医療用の外用消毒剤として利用されます。これは、傷の消毒や洗浄を目的として使用する方法です。そのままの液又は2~3倍に水でうすめた液を脱脂綿、ガーゼ等に浸して患部を洗うことで、傷の殺菌・消毒が可能となります。

また漂白を目的として使うこともできます。酸素系漂白剤の主成分は、過酸化水素でこの過酸化水素が漂白効果があります。市販の液体酸素系漂白剤は、メーカーにもよりますが約3%ぐらいなので、市販のオキシドールの濃度と同じです。このオキシドールを使って洋服の黄ばみの染み抜きなどの漂白が可能となります。

オキシドールは脱色剤としての利用も可能です。過酸化水素水が髪の毛の中の色素と結合した際に、色素自体の化学変化により脱色が起こります。ただ、髪の毛にダメージになったり、肌が荒れたりする可能性もあるので安易に脱色を試みることは避けた方がいいでしょう。

オキシドールの正しい管理方法は?

オキシドールは直射日光に当たるところに置いておくと、水と酸素に分解してしまいます。密封して、暗くて涼しいところに保管しましょう。子どもの手の届かない場所に保管することも大切です。また、保存中に瓶内の圧力が高くなっていることがあります。オキシドールの蓋を開ける際には、瓶口を顔に向けないように注意しましょう。

オキシドールを薄めたものは揮発してしまうので、その都度使い切るようにしてください。

オキシドールの使用上の注意点 

オキシドールの原液である過酸化水素水は劇物です。たとえオキシドールは3%の水溶液だからといっても十分に気をつけた取り扱いが必要です。まずは子どもの手の届かないところに保管すること、きちんと密封しておくことが大切です。また他の容器に移し替えたりすると謝って誤飲を招いたり、品質が変わってしまうこともあります。必ず、買った状態のまま、冷暗所に保管するように心がけましょう。

万が一、誤飲をしてしまった場合でも、家庭用オキシドールの毒性は低く、体内に吸収される前に消化管カタラーゼにより分解されます。そのため殆ど無害であることが分かっていますが、過酸化水素には発ガン性の疑いが判明していることもあり、決して体に良いものではありません。体内に摂取しても殺菌作用などはありませんので、決して飲まないようにしてください。

オキシドールとエタノールの違いは何?

オキシドールとエタノール、同じ消毒液のようですが、違いはあるのでしょうか?ふたつの薬品の違いなどについてみていきましょう。

エタノールの成分は何? 

エタノールは、デンプンや糖蜜をアルコール発酵させたり、エチレンから化学合成したりして作られるアルコールです。別名を「酒精」とも言い、お酒に含まれる成分となります。水にも油にも溶けやすく、揮発性の物質で、殺菌作用があるため、身の回りの消毒用品として使われます。

「無水エタノール」と「消毒用エタノール」が一般的に売られていて、両方とも薬局で手軽に入手できます。無水エタノールとは、水分を0.05%以下しか含んでいない状態の、ほぼ純粋なエタノールのことを指し、消毒用エタノールは、無水エタノールを精製水で80%程度の濃度に薄めたものを指します。水分を含まない無水エタノールには殺菌効果はありません。

消毒用には、80%がもっとも効果が高いと言われているため、すでに80%に薄められている消毒用エタノールを購入すれば、効果的に身の回りのものを消毒できます。過酸化水素水ではありませんので、オキシドールのように染み抜きなどの用途には使えません。

主なエタノールの用途とは?

オキシドールもエタノールも「消毒」を目的として販売されている薬品ですが、違いはあるのでしょうか?

大きな違いとして挙げられるのが、オキシドールは主に傷の消毒に使われる薬品、エタノールは消毒全般につかわれる薬品だということです。前述したとおり、オキシドールは傷の消毒や洗浄を目的とした水溶液です。

対してエタノールも用途として一番に挙げられるのが「消毒」です。そしてエタノールの消毒液は、傷口の消毒の他にも、冷蔵庫内や水回りなど衛生面が気になる場所の掃除にも最適である、というのが特徴です。揮発性なので、家電など水を使えないものにも使えます。水にも油にも溶けるという変わった性質も持っているので、手作り化粧品や消臭スプレーなど作るときにも重宝されます。

オキシドールを使った消毒について知ろう!

オキシドールの作用について

オキシドールは血液や体組織と接触すると、その中に含まれるカタラーゼの作用により分解して大量の酸素を発生します。この酸素の泡が異物除去効果(洗浄効果)となってくれます。

その一方、器具などのカタラーゼを含まないものに用いると、分解しないので、一般細菌やウイルスを5~20分間で、芽胞を3時間で殺滅することができます。