「紅茶ダイエットと聞くけど、紅茶のどこにそんな効果があるの?」と不思議に思いませんか。そんなあなたに「紅茶がダイエットにいい」と言われる理由6つをご説明します。加えて、紅茶の持てる力をできるかぎり活かす紅茶ダイエットのやり方やレシピもご紹介します。さらに、紅茶でダイエットのつもりが「デメリットが大きくなってしまった!」なんてことないように飲み方の注意点も調べました!
目次
紅茶ダイエットってなに?
紅茶ダイエットは、紅茶を飲むだけで自然に痩せやすい身体をつくるお手軽ダイエット

紅茶ダイエットは、その名の通り紅茶を使ったダイエットです。クッキーなどにまぜて茶葉をとるのではなく、紅茶の成分をお湯に出して香りを楽しみながら飲んで身体にとりいれます。一日一定量紅茶を飲むというダイエット方法です。
紅茶ダイエットは、飲む紅茶で自然に痩せやすい状態に身体を促していく方法のようです。そのため、すぐ痩せるといったものではなく、「続けていたらスリムになってきてた」というようなダイエット方法だそうです。紅茶を作って飲むだけなのでお手軽なダイエット方法のようです。
紅茶ダイエットで効果的に痩せる!と言われる6つの理由
1.ダイエットの第1の大敵!脂肪の吸収を抑える!

紅茶を飲むと、ダイエットの敵の一つである脂肪の吸収を抑えることができるとされます。それは、紅茶に含まれる紅茶ポリフェノールと茶カテキンの効能のようです。
どちらも完全発酵ではない緑茶やウーロン茶より少ない量ではありますが、毎日一定量飲めばとれるようです。逆に取りすぎてしまうことは防げるため、紅茶好きさんにはうれしい話のようです。
2.ダイエットの第2の大敵!糖質を分解してエネルギーに変えてしまう!

ダイエットの敵のもう一つが砂糖などが多く含む糖質です。特に、白砂糖や白米などの精製された食品が含む糖質はインスリン分泌を多くし、分解しきれずにいる糖質を脂肪にすべて変えてしまいます。これを防ぐための糖質を分解してエネルギーに変えていく必須成分であるビタミンB1が紅茶は含みます。
ビタミンB1は、糖質を分解しエネルギー必須のビタミンです。水溶性ビタミンのため水にビタミンB1が溶け出すので、紅茶を飲むことでビタミンB1がとれるようです。
3.とった脂肪は燃やす!脂肪優先で消費する!

吸収を抑えても食べるものによっては、多く取りすぎてしまうのが脂肪です。紅茶には、とった脂肪をエネルギーに変換するために必要な成分であるビタミンB2とナイアシンが含まれています。さらに、脂肪を優先的に消費するよう促す成分のカフェインも含まれています。
加えて、東洋医学によると紅茶は身体を温めます。身体を温めるのにもエネルギーを必要とするため、食べたものをエネルギーに変え消費する流れを示す代謝をよくすることに繋がります。その結果痩せやすくなるようです。
4.落ちにくいモリモリのセルライトの元!むくみを防ぐ!

完全発酵のお茶でもあまり量に変動が見られないのがミネラルです。ミネラルは、脂肪の燃焼や汗をかくため、そしてお通じをスムーズにするためには必要な成分です。特にカリウムはお肉などをとると過剰摂取しがちなナトリウムを身体の外に出します。
ナトリウムの過剰はむくみの原因になります。さらにむくみは、血液循環を悪化させ老廃物を蓄積させます。その結果脂肪細胞を大きくさせて、なかなか落ちないセルライトを作ってしまうのです。
5.肥満に繋がる回路を元から防ぐ!ストレス解消を促す!

ストレスが多いと肥満に繋がる主な理由は2つあります。一つはストレスが交感神経の働きを低下させてしまうからです。交感神経は脂肪の分解・燃焼・代謝に関わりがあるため、機能が低下すると太りやすくなります。
もう一つの理由は、ストレスが脂肪蓄積を促すホルモンは増やし、食欲を抑えるホルモンは減らしてしまうからです。そのため食べてばかりいる上、食べたものの脂肪はどんどん溜まるという悪循環が起きるのです。ですから、ストレスの解消を促すことが大事になります。
紅茶は東洋医学によると、イライラやストレス解消を促す飲み物です。成分としては、テアニンがストレス緩和に導きます。また紅茶特有の香りがアロマ効果を発揮して、ストレスを解消するよう促します。
6.脂肪を蓄えるスイッチを押す前に!ホルモン減少を促す有害な物質は外へ!

環境ホルモンと呼ばれる農薬・保存料・着色料などは、エストロゲンというホルモンを減少させてしまいます。エストロゲンが減ると内臓脂肪を蓄えるようスイッチがはいります。なるべく環境ホルモンをとらないことは重要ですが、現代の食品ではとらない方が難しくなります。
そのため身体から排せつするのも大切とされ、有害物質を身体の外に出すよう促すと考えられているのが、紅茶に含まれる紅茶ポリフェノールとカフェインだそうです。
簡単!紅茶ダイエットの基本的なやり方
1.紅茶ダイエットに向く紅茶を選ぶ

一から淹れることを前提に、茶葉やティーバックを選びましょう。賞味期限を見て時間がたってしまっているものは、成分に変化がでている可能性があるので新しいものにしましょう。
フレーバーティーは、茶葉と花などを重ねたり茶葉に香りのエキスをかけたりして、茶葉に香りづけしたものです。ですから、香りを楽しみたい方におすすめです。特にアールグレイなどは落ち着いた香りで人気があるようです。ただ安いフレーバーティーだと化学香料が使われてることがあるので、そちらは避けましょう。
紙パックやペットボトルの紅茶は、多くが砂糖を代表する甘味料やミルクなどが含まれています。どうしてもという時は、無糖の紅茶を選びましょう。
2.紅茶ダイエットのためのおいしい紅茶を淹れる

まず先に、ティーポットとカップにお湯を注いで温めます。器の温度で飲むための湯が冷めると紅茶の成分が出にくくなるからです。茶葉から出す場合、紅茶成分のタンニンと鉄分が結び付くと香味が落ち黒くなるため、ティーポットやカップは鉄分を含む素材はさけ、陶器や銀製・ガラス素材のものにしましょう。
温まったらお湯を抜きます。そうしたら、茶こしに紅茶をティースプーン2杯いれます。ティーバッグは、カップにバックをいれておきます。
茶葉入りの茶こしの入ったティーポット、もしくはティーバッグの入ったカップに、沸騰直後の100度のお湯を150ミリリットルから200ミリリットル注ぎます。お湯の水は軟水がおすすめだそうで、アルカリ水や硬水は紅茶の成分と反応してしまい成分が変わってしまうようです。
また、冷めたお湯だと、お茶の成分が十分に出ません。そして、茶葉なら3分、ティーバックなら2分蒸らします。
最後に茶葉とティーバッグを抜いて、紅茶ダイエットのためにストレートでもおいしい紅茶のできあがりです。
3.紅茶を一日3杯飲む

完全発酵茶である紅茶は、緑茶やウーロン茶などと比べても、効果のある成分量がカップ1杯に多く含まれているわけではありません。そのため一日2杯以上とされますが、飲み過ぎは身体の負担となるようです。ですから、一日3杯が適量とされているようです。
紅茶ダイエットの効果を高める!6つの方法
1.紅茶の持ち味を活かすなら!ホットで飲む!

元々身体を温める効能を持つ紅茶のため、やはりホットで飲んだ方がよりその効能を高めることができるようです。体温を上げるよう身体が働けばエネルギーもそのために使われるので、脂肪燃焼に繋がるとされます。さらに、湯気とともに紅茶の香りをよく感じるため、ストレス緩和を特に重視する方にもホットで飲む方がおすすめだそうです。
ただ猫舌などで熱いと飲めない方は、熱いうちは香りをストレス解消のために使って、冷めた後身体にとり入れてください。
2.ごはんと一緒に!食事中に紅茶を飲む!

紅茶には紅茶ポリフェノールと茶カテキンが含まれます。その成分のおかげで、食事と一緒にとることで、食べたものの脂肪の吸収を抑えられるようです。一日3杯が適量とされるので、一日3食であれば毎食ごとに一緒に紅茶を1杯飲むとよいそうです。
3.まだ間に合う?食後30分以内に紅茶を飲む!

食後30分以内であれば、消化が本格化していないタイミングのです。ですから、食事中飲み忘れてしまったときなどに、30分以内に紅茶を飲めば、脂肪の吸収を防ぐことができるようです。また、とった脂肪や糖質などを分解し燃焼するよう促すミネラルやビタミン・カフェインも紅茶には含まれているため、本格的な消化の前に紅茶を飲むのはよいタイミングだそうです。
4.甘いもの食べたいなら!おやつと一緒に紅茶を楽しむ!

通常の食事以外に、甘いものをとりたくなってしまったら紅茶と一緒にとりましょう。この時も、紅茶ポリフェノールと茶カテキンにより脂肪の吸収を抑えることができるようです。果物や豆乳クッキーなど、痩せやすい身体につながりやすいおやつと一緒に紅茶を飲むとなおよいようです。
5.運動前に飲むと効果UP!有酸素運動の前に紅茶を飲む!

有酸素運動には、ウォーキングやジョギング・水泳などがあります。こういった運動の40分から50分前に飲むと脂肪消費・燃焼が促進されるそうです。先に紅茶を飲むことで、運動前に脂肪吸収を防ぎつつ、糖質や脂肪をエネルギーに変え燃やし始めます。
特に、脂肪を優先的に消費するカフェインと運動が合わさって効率よく脂肪燃焼できるようです。
6.身体のサイクルも活かす!朝6時から夜18時までに紅茶を飲む!

人間は、4時から12時が排せつの時間、12時から20時が消費の時間とされています。また、日の光を感じると消費が活発になるそうです。身体のサイクルと日の出る時間から、朝6時から夜18時に紅茶を飲むようにすると、身体の消費・排せつのリズムと紅茶の効能の相乗効果が期待できるようです。
デメリットはないの?紅茶ダイエットの注意点3つ
1.ちょい足しにはご注意を!砂糖と牛乳は避けること

なるべく何も加えず、紅茶はストレートで飲みましょう。糖質の塊のような砂糖と脂質を含む牛乳などを加えると太りやすい飲みものに変化してしまいます。市販の紙パックやペットボトルの紅茶の多くは、砂糖や牛乳を含むため意識して無糖の紅茶を選ぶようにしましょう。
甘さがほしい時は、胃腸の炎症を抑え便通をよくするとされるハチミツを加えましょう。ミルク感がほしいなら豆乳に置き換えるようにしましょう。
2.一日3杯まで!飲み過ぎは身体の負担に!

茶カテキンとカフェインの取りすぎは胃腸を刺激し負担をかけます。紅茶はコーヒーや他のお茶よりカテキンやカフェインの含有量が少ないと言えども、飲み過ぎれば過剰摂取になりえます。一日3杯までにとどめておきましょう。
3.「疲れてるのに寝れない」なんてことになる前に!寝る前は飲まない!

夜特に寝る前に紅茶を飲むことは控えましょう。紅茶の含むカフェインは目が覚めるように促してしまいますので、寝る前に飲むと寝つきにくくなります。疲れているのに寝れないために疲労が抜けずストレスが溜まれば、食欲が増したり脂肪を蓄えるスイッチを押してしまいかねません。
気になる紅茶のカロリーとは?
紅茶1杯(200ミリリットル)で2キロカロリー

緑茶やウーロン茶などと違い、紅茶は完全発酵のお茶です。そのため、タンパク質や炭水化物が含まれるようで若干カロリーがあります。無糖紅茶の商品表示などはゼロカロリーになっていることが多いようですが、それは100ミリリットルで5キロカロリー以下の場合ゼロカロリー表示でよいことになっているからだそうです。実際は1杯が200ミリリットルとすると、約2キロカロリーになります。
フレーバーティーも香りだけを茶葉につけられていることがほとんどなので、カロリーにあまり変動はみられないようです。茶葉とともにドライフルーツなどが含まれている場合は1キロカロリー程度増えるとされていますが、1キロカロリーなら誤差の範囲内とも言えるでしょう。
紅茶ダイエットのおすすめレシピ!3選
1.しょうが紅茶

淹れた紅茶にすりおろしの生姜をティースプーン1・2杯加えるだけの簡単レシピです。
簡単ですが、生姜の辛味成分が紅茶と合わさって身体を温め代謝を上げます。また消化促進の効果も期待できるようです。さらに血中の糖分・脂肪分をコントロールするホルモンの維持にも働くと言われています。
2.シナモンと紅茶

淹れた紅茶にシナモンパウダーを一振りいれるだけのこちらも簡単レシピです。
シナモンはダイエットに繋がる効果は2つです。一つは脂肪細胞を小さくすることです。血のめぐりをよくするようです。紅茶と合わさることで体温が上がり、脂肪へのアプローチの効率が上がります。
3.果物と紅茶

淹れた紅茶に、生の果物のスライスかドライフルーツを1切れから3切れほど加えます。ドライフルーツは砂糖不使用を選んで入れてください。
特にりんごとサンザシは相性がよいようです。りんごにはりんごポリフェノールが含まれるので、効率よく脂肪燃焼に繋がります。サンザシは脂質をエネルギーに変えるよう促進する作用があるようです。
しょうが紅茶ダイエットも効果あり?みんなの口コミ
紅茶ダイエットで毎日痩せやすい身体をつくっていこう!

「今日明日すぐ痩せる」とは違い、毎日3杯飲むことで痩せやすい身体をつくっていうのが紅茶ダイエットだそうです。食事や運動のタイミングと合わせて飲むことで、紅茶のダイエットのための効能を活かすことができるとされています。逆に、砂糖や牛乳など加えるものや飲む時間帯や量でデメリットの多い飲みものに変わってしまうことがあるので注意が必要のようです。
飲み方と飲むタイミングに気をつけて、一日3杯で紅茶ダイエットに取り組んでみると効果が期待できるかもしれません。