出産後に胸がたれてしまうのはなぜ?張りのピークや心配なしこりとは

妊娠をすることで、女性の体は赤ちゃんの成長とともに大きく変化していきます。体重や体型の変化もそうですが、母乳育児等で胸が垂れてしまうことも大きな悩みになってきますよね。今回は、産後の胸について紹介します。

産後の胸はどう変化するの?

自分自身、完全母乳で育児したこともあり、授乳中から胸が垂れていくことを実感しながら育児を行っていました。しかし、子どもが生後5ヶ月の時に東日本大震災が起き、離乳食にすぐには切り替えることができなかったことを覚えています。

出産後に病院で言われた「母乳は赤ちゃんの非常食」の言葉を、身をもって感じながら過ごしたものの、やはり卒乳後には妊娠前のような胸にバストアップできたらなと感じることも増えてきました。このように、卒乳後の胸の変化に悩まされないためにも、まずは産後の胸の変化についてチェックしてみましょう。

産後の胸の張りと対処法について

出産をすると、女性の胸は授乳が行えるように準備を始めていきます。ここでは、産後の胸の張りについて紹介します。

出産の2~4日後が張りのピーク

なぜ、産後に胸が張ってしまうのかというと、母乳の原料とされている血液の充血により、胸が固く張ってしまうことが多いと言われています。なお、産後1日目の段階で、乳頭は授乳しやすいように柔らかく伸びていることがほとんどのようです。

そのため、1日目ではまだ母乳自体は出ない方が多いものの、赤ちゃんの健康状態を考慮したうえで、この時期から赤ちゃんに授乳(授乳の練習)を行うと良いと考えられています。そして、産後約2~4日にピークを迎える胸の張りにも、早めの授乳で乗り切っていくようにしていきましょう。

ちなみに、胸が張りすぎてしまった場合には、乳頭の大きさが縮み硬くなってしまいます。このように、乳頭が変化してしまうと、赤ちゃんにとっては母乳が飲みにくい状態になってしまうそうです。

胸の張りは授乳に慣れていくことがポイント

胸の張りは、必ずしも授乳中~卒乳までずっと継続されるわけではありません。日々の授乳から、赤ちゃんが上手に飲めるようになってきたり、成長とともに授乳の量が増加していくことで、徐々に胸の張りも落ち着いていくでしょう。

はじめは「胸がこんなに張ってしまって大丈夫?」と不安を感じることもあると思います。しかし、母子ともに授乳のやり方に慣れてくると、当然個人差はあるものの、産後約1~2ヶ月で胸の張りも和らいでいくようです。

授乳は毎日行うため、産後約2~3ヶ月頃には、母乳の量等も自分で何となく理解できるようになってくるでしょう。ただし、胸が張った状態を放置すると、乳腺が詰まってしまう危険もあるため、授乳できない場合には、自分で軽く絞ることをお勧めします。

授乳中にうっ滞というしこりができる

母乳の通り道になっている乳管では、母乳が詰まって「うっ滞」というしこりができてしまうこともよくあります。これは、母乳が毎回同じ状態で作られていないこともあり、サラサラした母乳の時もあれば、ドロッとした母乳の時もあるから詰まりやすくなるようです。

他にも、乳房が緊張した状態になっている時には、同時に乳管も緊張し、狭くなってしまうことがあると言われています。しかし、母乳が詰まった状態は、このようにしこりとして直接触って確認することができるため、授乳中にしこりができた場合には、うっ滞か乳腺炎のどちらかだと理解できるでしょう。