ノコギリヤシの前立腺、バストアップ、薄毛、抜け毛など6つの効果を徹底解説!お勧めのサプリメントも紹介!

多くのサプリメントが世の中に販売されていますが、ノコギリヤシもその一つです。実際に、前立腺肥大症や髪の毛の薄毛や抜け毛、そして、発毛やバストアップなどに効果があるとされていることから女性にも人気を博しているそうです。それでも、ノコギリヤシの具体的な効用についてご存じない方もいますので、その全貌をお見せすることにいたしましょう。

ノコギリヤシとは

ヤシ科のハーブの一種

日本ではノコギリヤシと呼ばれ、最近では新聞広告やテレビのBS放送や、CS放送の通販番組のCMで紹介されているので、どんな製品なのか、効果、効能を知らなくても、何となくノコギリヤシというネーミングだけは知っている人は多いのではないでしょうか。

そのノコギリヤシですが、ヤシ科に属するハーブの1種で45~100cmに拡がり、葉の特徴がギザギザして、まるでノコギリのような形状をしていることから、この名前が付いたとされています。花の色はクリーム色で、夏になると花を咲かせます。

冬を迎える頃になるとクリーム色花も一変して、赤を濃くしたオリーブのような2~3cmぐらいの実を付けます。この実には油成分が多く食用にも使われていますが、その他にも薬用や燃料用にも、ノコギリヤシ油として広範に使用されています。

このノコギリヤシの効果ですが、次のようなものが挙げられます。

・前立腺肥大症の予防、改善
・排尿障害の改善
・薄毛、抜け毛の予防
・ホルモンの過剰分泌の抑制

これ以降、このような効果の背景を含めて、ノコギリヤシを説明することにいたします。

北アメリカ大陸固有種

ノコギリヤシはソウルパルメットと呼ばれ、原産地はアメリカの南東部に自生しています。そもそも北アメリカ大陸の固有種で、その自生範囲は大西洋の平野部からメキシコ湾の低地帯までで、ごく普通に見ることができます。

アメリカ先住民は古くからこのノコギリヤシを薬として使っていました。実際に使われていたのは主に男性向けで、強壮や利尿、鎮静に効果があるということで使われていました。現在では、先の広告宣伝の対象商品になっている、前立腺肥大をはじめとする泌尿器系の疾患の改善に使われています。

19世紀になってから、アメリカ大陸にやってきたヨーロッパ人がノコギリヤシの実から薬を作り、その後ヨーロッパで研究が続けられ主成分が解明されています。前立腺肥大症の治療に効果があることが報告されてから一気に知名度があがりました。

天然成分だけで作られている健康食品

ノコギリヤシでは、主に果実に有効成分が含まれており、その中身は遊離脂肪酸、脂肪酸エステル、ステロール類などの脂肪酸成分となっています。ヨーロッパでの研究によると、ノコギリヤシの有効成分の中で、ステロールの一種であるβ-シトステロール、飽和アルコールのオクタコサノールの薬効で、排尿の出をよくすることが分かっています。

それ以外にも最近の研究で、遊離脂肪酸であるオレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、リノール酸、パルミチン酸が、膀胱と前立腺の筋肉にある受容体と結びつくことで、筋肉の異常な収縮を抑制し、排尿の機能障害の改善に役立つことが証明されています。

中でもノコギリヤシ果実エキスの中で、オレイン酸は含有率が高いだけでなく、薬理についても活性度が高いことが明らかになっており、ノコギリヤシの効果に対して大きな影響力をもたらしています。

このように、ノコギリヤシは天然成分で出来た健康食品と言われているので、これから出てくる副作用でも大きなものがないことから、安全性も確認されています。

ノコギリヤシの主な成分

不揮発性油

ノコギリヤシは、脂肪酸以外にも成分が含まれており、緑色精油、不揮発性油、ステロイドサポニン、樹脂、タンニンなどがあります。不揮発性油はサラダ油のような油脂で、時間が経過しても揮発するようなことはありません。

リノール酸

脂肪酸の役割は脂肪を作りだすことですが、これには飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がります。飽和脂肪酸は、肉製品や乳製品に多く含まれていて、エネルギーの源になるのと、量が多すぎても少なすぎても、生活習慣病の発症に関係があります。一方の不飽和脂肪酸は常温では液状で、主に植物油に含まれていて、身体の細胞膜の構成成分として重要な役割を果たしています。

リノール酸は、不飽和脂肪酸の中の結合が二重である多価不飽和脂肪酸に属するもので、私たちの体内で合成できないことから、食物から摂ることになります。このように外部から摂取する脂肪酸のことを必須脂肪酸と呼んでいます。

このリノール酸ですが、コレステロール値を下げる効果があります。また、血圧も下げることでも注目されています。しかしながら過剰摂取は、善玉コレステロールを減らしたり、アトピーや花粉症のようなアレルギー症状を発症したりすることも分かっていますので注意をする必要があります。

オレイン酸

オレイン酸もリノール酸と同じの不飽和脂肪酸なのですが、こちらは1価の不飽和脂肪酸で酸化され難い性質があり、体内では活性酸素と結合することで過酸化脂質を作りにくくするため、動脈硬化、高血圧、心疾患のような生活習慣病の予防や改善を促進する働きがあります。それに、現代人はリノール酸を摂りすぎているので、オレイン酸の役割に注目が集まっています。

オレイン酸は、ω9系の1価の不飽和脂肪酸ですから体内で合成できます。そのために酸化がしにくくなることから過酸化脂質の発生を抑えることができますので、発がん物質を抑えることが可能になります。

そして、オレイン酸の働きで何よりもよく知られているのが、血液中の悪玉コレステロールを取り除くことです。それだけでなく、善玉コレステロールは減らすことがないという働きもあります。いずれにしましても、リノール酸に代わってオレイン酸の摂取が大切になりそうです。

オクタコサノール

オクタコサノールは植物の葉っぱ、りんご、ぶどうなどの果物の皮に含まれている植物ロウから抽出されたアルコールの1つです。植物の葉っぱや果実の他では、米ぬか、小麦胚芽、サトウキビからも抽出できます。

それから意外に思うかも知れませんが、渡り鳥の渡りにオクタコサノールが関係しているという話があります。それは、渡り鳥は数千kmの距離の海を渡って行くのですが、ほとんど休みらしい休みを取らないで羽ばたいています。これが出来るのは食物の種などからオクタコサノールを摂取しているからだと見られています。

リノール酸やオレイン酸についての情報は聞いたことがあるのではないでしょうか。ところがオクタコサノールの効果については知らない人が多いと思いますので、どんな効果があるのか列挙してみます。

―持久力の維持と強化

私たちの運動エネルギーになるグリコーゲンは肝臓や筋肉に貯蔵されます。しかしながら、エネルギーが足らなくなった場合、そのエネルギーを取り出して利用するような仕組みになっていますが、それをスムーズに行うために、オクタコサノールはグリコーゲンをエネルギーに素早く変換する働きをします。

―筋肉痛を軽くする

オクタコサノールは運動後の筋肉痛を軽くする作用があるといわれています。それ故、疲労回復にも効果があると見られています。

―ストレスの軽減

ストレスには緊張、不安が元の精神的ストレスと、寒暖差などの環境的要因から成る身体的ストレスがありますが、オクタコサノールはこれらのストレスに対して抵抗性があり、ストレスを軽減する可能性があることが分かっています。

―運動機能の向上

オクタコサノールを摂取すると筋肉に貯えられたグリコーゲンが増大し、運動能力が向上すると見られています。それから、酸素を取りこんで働かせる能力を促進することから、運動、トレーニングに寄与するだけでなく、スタミナやエネルギーの産出が体力、活力を増やし、筋肉痛を軽くします。また、運動機能に大切な反射力や鋭敏性を向上させる可能性も指摘されています。

―生活習慣病の予防

オクタコサノールの効果には悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールの維持もあります。それによって、生活習慣病(心臓疾患、高血圧、肥満、動脈硬化など)を予防することが期待できます。

―パーキンソン病の予防

オクタコサノールの作用がパーキンソン病の予防、改善に役立つことが分かっています。パーキンソン病は神経変性疾患の1つで、神経伝達物質のドーパミンの減少で発症するとされ、手足が強張ったり、転倒しやすくなったりします。

β‐シトステロール